1. どんな仕事をしていますか?
私自身もこれまで現場を経験し、資格を取得してきました。その中で実感したのは、小さな仕事であっても責任を持って取り組むことが、大きな成長につながるということです。大規模な現場では見えにくい部分も、小さな現場だからこそ経験でき、現場の気持ちも本部の気持ちも理解できるようになります。
そのため当社では、新しく入社したメンバーにもまずは小さな現場を任せ、責任を持ってやり遂げてもらうことを大切にしています。こうした積み重ねが、一人ひとりの力を伸ばし、将来の大きな現場を担える人材へと成長させるのです。

2. 学生を主に採用したいですか?
「やる気」があれば、大学でも専門学校でも構いません。中途入社で活躍している人もいます。77歳が最高齢で、60代、40代(一番少ない) 30代と各年代の社員が在籍しています。横のつながりもできるので、各年代同じくらい増えればいいなと思っています。
「やる気」とは、強いて言えば、学ぶ力があるかどうか?だと思います。
遠回りしても資格とって現場をやりたい人もいますが、なあなあと仕事をしていたら仕事を覚えられないです。最速で資格を取って、現場をやりたいという気持ちがとても大切です。
各分野の資格を取っている人たちをまとめるためにも、資格取得は必須事項ですね。
入社理由は、若い子達が多くて会社の雰囲気が良さそうなことが決め手になっているようです。インターンや現場見学では「いろんな会社を見てきなさい」と伝えています。その上で入社してくれたら嬉しいからです。

代表取締役社長
土志田裕介
また、コミュニケーションが取れるかどうかも重要です。当社は公共工事が多く、役所や下請さんとも話すので、現場ではコミュニケーション力がかなり必要です。
例えば、下請さんとうまく気持ちを合わせて作業するなどして、仕事を進めることができることですね。
応募は県内からが多いです。たまに八王子の専門学校から採用もしますが、そういった時は県外の方も来てくださいます。
2011年に最初の女性採用をしました(中途採用)。更衣室やトイレもつくって、女性を採用しやすくしました。
3. 工夫次第でプライベートも充実
年間休日は、121プラス1日です。土木は週休2日ですが、建築は週休2日は難しいです。しかし、建築は現場が終わった後、リフレッシュ休暇と有給を使うことができるようにしています。3週間休んでスペインに行った社員もいます。働き方として多様性があることが特徴かと思います。
制度設計は前社長(現会長)が考案しました。本社ですら昔は20時くらいまで仕事をしていましたが、今は17時です。
これからは、SNSを活用して、会社の雰囲気を伝えて行けたらいいなと考えています。また、若手の研修、中堅社員の研修を行って、同世代同年代で交流する機会を多くしています。
現場は所長がいて若い人がいるとそこで縦の関係ができるので、同世代の横の繋がりを作るためにも、こうした研修を行っています。
4. 地域を自分たちの手で守る
公共工事を通して、地域貢献、地域への恩返しを心がけています。私たちの「地域を自分たちの手で守りたい」という思いを理解して入社してもらえると嬉しいです。大雪の時も私たちは、いち早く雪かきを始めるようにしています。
小学校中学校で出前授業も行っております。子供達にこの仕事にすごく興味を持ってもらえることが、何より嬉しいです。
優良表彰を横浜市からも頂いたことも、とても励みになっており、感謝しております。
あまり知られていないことですが、震災の時も一番最初に動いたのが地元の建設業でした。大手ゼネコンは大きいとことはやるけど、来るのは地元建設業のずっと後なのです。

